仮住まいに引っ越す際、今のネット回線を休止すべき?それとも解約?移転はできる?迷いますよね。無駄なネット代を払わないために、現在契約中の光回線をどうすべきかを知っておきましょう。この記事では、休止や移転の注意点やネット代の節約方法も紹介します。
「仮住まい」に引っ越す時は現在のネット回線どうする?【4つの方法】
「自宅建て替え中、今の光回線は休止できる?」「契約中のネット回線は、仮住まいに移せる?」「ネット代が無駄になるから、一度解約したい」など、仮住まいに引っ越すときに自宅のネット回線をどうすべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、仮住まい前に手続きしたい自宅のネット回線の対処方法を紹介します。
1.休止する
契約している回線やプロバイダにもよりますが、光回線を一時的に止めることも可能です。
しかし、ネットを休止するには下記のような条件があります。
- 複数年契約をしていないこと
- 複数年契約の場合は、1回目の更新日以降であること
このように契約形態や申請時期にも縛りがあるので、条件に該当するか契約内容を確認してみてください。
休止する場合の注意点は、「一時中断事務手数料」や「一時中断月額基本料」などの費用がかかることです。この費用と仮住まい先でかかるネット代を総合して、休止するか判断しましょう。
下記の方には、現在のネット回線を休止する方法がおすすめです。
- 仮住まい先にWi-Fiが完備されている
- 仮住まい先は回線事業者やプロバイダが指定されていて、今の回線が利用できない
- 休止できる条件を満たしていて、移転や解約よりも安く済む
2.移転する
契約している光回線や仮住まいの場所によっては、インターネットの移転が可能です。仮住まいでも同じプロバイダを使用できるので、一から手続きする手間が省けます。
自宅と仮住まい先が近所であれば、光回線提供エリア内で移転できることがほとんどです。
移転する場合の注意点は、下記2点です。
- 移転手数料や工事費がかかる
- 手続きに時間がかかる
移転手数料や工事費用は、契約回線やプロバイダによって異なります。
近年、工事費無料やキャッシュバックを行うプロバイダも多いので、一度契約内容を確認してみてください。
移転に必要な期間は、マンションだと2~4週間、戸建てなら1~2か月が目安です。
仮住まい先が決まったら、すぐに手続きを始めましょう。
下記の方には、現在のネット回線を移転する方法がおすすめです。
- 仮住まい先に回線事業者・プロバイダの指定がない
- 仮住まい先と自宅が近い
- 移転できる条件を満たしていて、移転や解約よりも安くなる
3.解約する
現在の光回線を解約するという選択肢もあります。仮住まい先で新しい回線を契約して、自宅に戻るときに移転することも検討しましょう。
解約する場合の注意点は、下記2点です。
- 解約金がかかる場合がある
- 初期費用などを分割払い中だと、支払いが必要な場合がある
インターネット回線は、最低利用期間や解約時期を限定する契約が多いです。最近は、縛りなしの光回線もありますので、契約内容を確認してみてください。
下記の方には、現在のネット回線を解約する方法がおすすめです。
- 仮住まい先にWi-Fiが完備されていて、現在の回線も解約手数料がかからない
- 仮住まい先に回線事業者・プロバイダが指定されていて、移転できない
- 建て替えのために、回線を撤去する必要がある
4.そのままにする
休止や移転が難しい場合は、現在の住まいの回線はそのままにする方法もあります。
現在の回線をそのままにする場合の注意点は、月額使用料がかかることです。
解約違約金や手数料を考慮すると、仮住まいが短期間ならそのままにしたほうが安く済むケースもあります。
下記の方には、現在のネット回線をそのままにする方法がおすすめです。
- 仮住まいがインターネット使用料無料の物件
- 仮住まい期間が1~2ヵ月など短期間
- 現在の回線を契約したばかりで、解約すると違約金が高い
光回線は一時的な休止ができる?大手回線を調べてみた(ソフトバンク光、ドコモ光、その他ホームルーター等)
建て替えやリフォームなどで数か月間だけ現在の住まいを離れる場合、今契約しているインターネット回線が休止できるか気になりますよね。ソフトバンク光やドコモ光が休止できるかを調べてみました。
現在契約中の光回線が一時的に休止できるか、確認しましょう。
また、休止にはさまざまな条件があります。詳細は、契約中の回線業者やプロバイダに確認してください。
光回線 | 休止 | 休止にかかる費用 |
ソフトバンク光 | 不可 | ― |
ドコモ光 | 不可 | ― |
So-net 光 (auひかり) | 不可 | ― |
NURO光 | 可能※ | 通常と同じ利用料/月 |
BIGLOBE WiMAX | 不可 | ― |
フレッツ光 | 不可 | ― |
楽天ひかり | 不可 | ― |
GMO光アクセス | 不可 | ― |
メガ・エッグ光 | 可能 | 一時中断事務手数料(初回のみ):5,500円一時中断月額基本料:550円/月 |
コミュファ光 | 可能 | 契約事務手数料:770円 |
eo光 | 可能 | 月額休止料金:524円/月 |
※利用の一時中断又は利用停止があったときでも、契約者は、その期間中の利用料金を支払う必要があります。
ネット料金を節約するには移転が一番!
「仮住まい」に引っ越すときに、現在のネット回線をどう対処するかの選択肢は4つありました。
- 休止する
- 移転する
- 解約する
- そのままにする
中でもおすすめは、インターネット回線の移転です。
リフォームや建て替え準備で忙しい中、新規契約は大変なはず。仮住まい先で現在の回線が使える環境なら、手続きも少なくてスムーズです。解約金や違約金などが発生しないので、環境が整っているなら移転を選択しましょう。
ただし、現在の契約内容と仮住まいのネット環境は、人それぞれ異なります。
手数料や工事料金が高い場合は、他の方法が安くなるかもしれません。
まずは、ご自身の契約内容と仮住まいのネット環境を確認することが大切です。
そのうえで、どの方法が一番お得かを比較してください。