「仮住まい」はほとんどが賃貸となり、節約等の理由で賃料を抑えるために本来住む家より グレードが下がってしまう、理想の間取りや立地の物件が見つからないなんでことも多い です。この場合、仮住まいのセキュリティ面や立地(治安)が一戸建てより下がるため、建 て替えなどで引っ越して一時的に生活するだけでもストレスですし、女性や子供がいる家 族は不安ですよね。今回は仮住まい生活をより快適・安全に生活するために「仮住まい」に 後付け設置する防犯カメラについて解説します。
1. 「仮住まい」に防犯カメラを設置するメリット
仮住まいで賃貸物件に住むとき、セキュリティ面が不安だという方も多いでしょう。仮住まいでも安心して暮らすためには、自分で防犯対策を強化することも考えるべきです。ここでは、仮住まいに防犯カメラを設置するメリットを紹介します。
何よりも防犯カメラを設置することで、仮住まいの安全性を高めることができます。
仮住まいとして借りられる賃貸物件は少ないため、条件を妥協して選んだという方も多いです。「仮住まい周辺に土地勘がなく、治安が心配」「オートロックがなく、住民以外も入れてしまうのが怖い」と不安があるなら、セキュリティを強化しましょう。
仮住まいに防犯カメラを設置すると、下記のようなメリットがあります。
- いたずらや犯罪を抑止できる
- 何か起きたとき、証拠が残る
- 安心して仮住まい生活が送れる
いたずらや犯罪を抑止できる
自宅から離れて仮住まいで生活すると、さまざまな不安を抱くはずです。不審者・空き巣・ストーカー・盗難・いたずらなど、心配事は尽きません。
しかし、防犯カメラが設置してあるだけで、犯罪を未然に防ぐ効果があります。
「我が家は防犯意識が高いです!」とアピールできるため、いたずらや犯罪の対象になりにくいです。
何か起きたときに証拠が残る
トラブルが起きてから対処するのでは、手遅れです。
防犯カメラを設置すれば、万が一トラブルが発生したときも記録を残すことができます。
記録が残れば、トラブルもスピーディーに解決できるでしょう。
安心して仮住まい生活が送れる
仮住まいのセキュリティが万全でないと、毎日不安を抱えながら過ごすことになります。「何か起きたらどうしよう」「短時間でも、子供だけ留守番させるのが怖い」と心配してばかりでは、精神的にも疲れてしまうでしょう。
防犯カメラを設置することで、安心感をもって暮らせます。
仮住まいでも家族が安心して過ごせるよう、防犯対策を強化しておきましょう。
2. 「仮住まい」に防犯カメラを設置するデメリット
仮住まいは短い期間だからこそ、防犯カメラを設置するか迷っている方も多いでしょう。メリットがある反面、デメリットも存在します。ここでは、仮住まいに防犯カメラを設置するデメリットを紹介します。メリットとデメリット両方を知った上で、防犯カメラを設置するかを判断してください。
2.1 費用がかかる。
仮住まいに防犯カメラを設置するなら、購入かレンタルする必要があります。費用は数千円〜数十万円と、カメラの種類や設置方法によって異なります。防犯カメラ本体だけでなく、レコーダー、録画用ソフト、工事費、保守費なども必要です。
自治体によりますが、防犯カメラを新設する際に補助金が出る制度もあります。購入する前にお住まいの自治体で確認してみるのがおすすめです。
参考:荒川区ホームページ
2.2 近隣住民とトラブルの種にも
仮住まいに防犯カメラを設置すると、近隣住民とトラブルになる可能性があります。
カメラの向きによっては、「自分の家を撮られているのではないか」「プライバシーを侵害されている」と感じさせてしまう場合もあるでしょう。
自宅の玄関先や敷地内だけを映す場合も、トラブルにならないよう事前に説明しておくと安心です。
3. 「仮住まい」の防犯カメラを設置する方法
仮住まいに防犯カメラを設置するには、どのような手順で行えば良いのでしょうか。ここでは、仮住まいに防犯カメラを設置する方法を紹介します。
仮住まいに防犯カメラを設置する方法
- オーナーもしくは管理会社に許可を取る
- 近隣住民に説明する
- 防犯カメラを選ぶ
- 防犯カメラをレンタルもしくは購入する
- 工事日・工事内容・設置場所などを管理会社に申請
- 防犯カメラを設置する
- 撤去後に穴や傷が残る場合は、原状回復費用を負担する
ポイントは、トラブルにならないように事前に確認しておくことです。管理会社やオーナー、近隣の方に納得してもらってから、防犯カメラを選びましょう。
また、仮住まいなら、防犯カメラの撤去も必要です。許可を取って設置した場合でも、原状回復費用は負担する必要があると覚えておきましょう。
4. 「仮住まい」の防犯カメラの選び方
防犯カメラにも、たくさんの種類があります。仮住まいの防犯カメラは、手軽に設置できて撤去も簡単なものがおすすめです。仮住まいに設置する防犯カメラの選び方を紹介します。
(1) 工事が必要か否かで選ぶ
防犯カメラには、配線や設置工事が必要なものと工事不要のものがあります。仮住まいなら、工事不要の防犯カメラが手軽でおすすめです。
ワイヤレスの置き型防犯カメラや、自分で簡単に設置できるタイプなど、住環境に合わせて選べます。
ただ、工事不要の防犯カメラでも、自分で壁に穴を開けるタイプもあるので、どのような設置方法かを確認しておきましょう。
(2) 買い切りかサブスクで選ぶ
防犯カメラは購入だけでなく、レンタルで利用することもできます。月額料金を払って使うサブスクは、仮住まいにだけ防犯カメラが必要な方にぴったりです。1台なら月々の料金は数千円程なので、お試しで使ってみるのも良いでしょう。
利用期間などを含めて、どちらがお得になるか判断して選んでください。
(3) 設置範囲や機能で選ぶ
仮住まいを死角なく映したい場合と、玄関だけの場合では、選ぶべき防犯カメラは異なります。範囲によっては、複数台の設置が必要な場合もあります。カメラによっては360度広角撮影できるタイプもあるので、映したい範囲を把握しておきましょう。
また、機種によって機能もさまざまあります。全ての映像をクラウドに一定期間保存できる機能や、スマホと連動して映像がチェックできるなど、どんな機能が必要かを判断して選びましょう。
5. 「仮住まい」で防犯カメラを設置する注意点
仮住まいで防犯カメラを設置する注意点を2点紹介します。
- 管理会社の許可をとる
- 近隣住民に説明しておく
管理会社の許可を取る
仮住まいに防犯カメラを設置するには、オーナーや管理会社の許可が必要です。工事不要のワイヤレス防犯カメラであっても、勝手に設置してはいけません。
仮住まいがアパートやマンションなど集合住宅の場合は、特に注意しましょう。廊下やベランダは共用部にあたり、他の住民のプライバシー侵害にもつながります。
事前にオーナーや管理会社に設置してよいかを確認しておきましょう。
近隣住民に説明しておく
プライバシーの侵害などで、近隣トラブルにならないためにも説明がしておきましょう。
隣家の方には、引っ越し前の挨拶と合わせて、防犯カメラの映る範囲や目的などを伝えておけると安心です。
下記ポイントをおさえて説明しましょう。
- 仮住まいの敷地内しか映さない
- 周囲の犯罪抑制にもつながる
- 引っ越しするときに撤去する
これらの注意点を踏まえれば、仮住まいでも安心できる環境をつくれます。防犯カメラを設置して、家族の安全を守りましょう。